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アダルトサイトで動画を見ていると…不正広告し月450万。「飛ばし裏広告」の手口

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2018年9月4日 。ブログをやっている人なら気になることが、クローズアップ現代でやっていた。
 

内容は、アダルトサイトの動画を見ていると、知らず知らずのうちに、裏で広告が表示されていてるというものだ。

  

動画を見ている人にとっては、特に害がないので、「だから?」と思うかもしれない。
 
しかし、これは他人ごとでは片づけられないことなのである
  

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この手口は

 

「飛ばし裏広告」

 

といわれています。

 

飛ばし裏広告

動画を見ている間に、広告を載せたまとめサイトを裏で表示する手口。

広告が直接見られなくても、見ているとカウントされるため、広告主は広告料を無駄に支払わなければならない。

 

※まとめサイトがすべて悪いのではなく、一部のまとめサイトの運営者が不正を働いている。

  

他人事では済まされない

広告主が支払った広告費に対して成果が思うように上がらないと、収益が落ちることになる。結果、その損失分が商品価格に上乗せされる。それは、消費者に直接影響することだ。

広告主には民間企業だけでなく、地方自治体総務省法務省の広告もあるため、国民の税金が無駄に使われていることになる。

また、健全なサイト運営者も不正な広告費の横取りをされることで収益が落ちることになる。

  

 ネット広告市場

1兆5000億円超

この莫大な金を狙う不正が後を絶たない。

 Money

ネット広告のしくみ

 広告主⇒広告代理店⇒広告配信事業者⇒アドネットワーク⇒Webサイト

 

広告主

広告をアドネットワークに入札し、広告が閲覧、クリックまたは商品が購入されると広告費を支払う。

また、広告代理店に予算を提示して、宣伝を委託する。

 

広告代理店(電通など)

予算に応じて、CM、雑誌、ネットなどに広告を出す。

 

広告配信業者(ヤフー、Google、nend、楽天など)

広告手段としてアドネットワークを利用する。

Webサイトで収益が上がると、その一部をもらう。

 

アドネットワーク

登録されたWebサイトに対して、自動で広告を配信する

広告主の設定次第で、無差別に配信したり、客層を絞って配信することができる。

つまり、アドネットワークの広告の内容は、見る人によって違うわけだ。

 

Webサイト

アドネットワークに登録することで、自身のサイトに広告を張ることができる。

閲覧、クリックまたは商品を購入されることで、広告料が貰える。

Webサイト運営者ですら、今どの広告が表示されているかは把握できない。

 

閲覧者

自分が興味のあるジャンルの広告が表示される。

例えば、自動車メーカーの公式サイトを見ていたとして、その後、他のWebサイトに移ると、さっきまで見ていた車の広告が表示される。

 

アドネットワークは画期的な広告システム

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広告主側は、見てほしい客層にターゲットを絞って広告を出せるので、費用対効果が高く得られる。

Webサイトにとっても、客層に合わせた広告を自前に探して張る必要がなくなり、アドネットワークに登録しておけば、客層にあった広告を自動で表示してくれるので、手間が省ける。

 

広告主、広告代理店、広告配信事業者も、どのサイトでどのように広告されるのかは把握できないのが現状です。
それらの裁量はアドネットワークに委ねられています。
 

アドネットワーク以前の広告

広告主または代理店が、ひとつひとつ吟味し、Webサイトと交渉して、広告を掲載してもらわなければならなかった。

Webサイトごとの課金形態のシステムに統一性がないため、広告効果の信ぴょう性がなかった。

  

飛ばし裏広告のしくみ

今回、NHKの取材で判明した構図

 

広告配信事業者⇒まとめサイト⇒A社⇒アダルトサイト

 

A社

飛ばし裏広告システムを作成した会社。

 

アダルトサイト

アクセス数が非常に多いが、アダルトサイトで表示できる広告は限られている。単価の高いモノ、人気の商品を広告にすることができない。

 

通常、自動車メーカーの広告など、安心や信頼のもとに成り立っている商品は、アダルトサイトでは表示しないように、広告主が設定してある。

 

まとめサイト

A社と契約することで、アクセスの多いアダルトサイトを利用して、自身のまとめサイトをこっそり表示してもらい、不正に広告料を得ることができる。

広告には自動車や地方自治体、中央省庁の広告もあった。

NHKの取材によると、ある運営者は月450万稼いでいるらしい。

 

日本インタラクティブ広告協会の声明

 

不正な広告費詐取の手法

不当に横取りする行為

 

このことをアドフラウドよんでいる。

 

ネット広告における不正

9.1%

(調査会社モメンタム調べ)

 

儲かるのは

広告代理店、広告配信会社、まとめサイト運営者、アダルトサイト運営者

 

広告主よっては3000万、7000万という予算を広告費にあてている。これら広告費の一部をもらうことができる。

飛ばし裏広告」のような不正がまかり通ると、広告主がネット広告には価値がないと判断してやめてしまうことになる。そうなると、広告料をもらっている人たちが打撃を受けることに繋がる。

結局、自分たちの首をしめていることになるわけだ。

 

ネット広告は終了?

ネット広告が終了するということは、まずありえないだろうが、広告主は、信頼できる法人が運営しているサイトにしか、広告を出さないようになる可能性はある。

最近では大手企業が本気で、アフィリエイトに参入してきている。それらはどれも高品質なサイトで、とても個人では真似ができない。広告を出す企業側からすると、信頼性、品質ともに劣る個人サイトには広告を出したくなくなるかもしれない。

 

個人ブログを運営している筆者にとっては、嘆かわしいことだが、ユーザーの利便性は上がるので、今よりよくなるのかもしれない…

 

Webサイト運営者にとって

有益な情報を載せている健全な個人サイトが、不正行為によりアクセスを伸ばしているサイトによって埋もれてしまうことになる。それらは、運営者だけでなく、ユーザーの方々の不利益にも繋がる。

次々に巧妙な手段で詐取しようとするサイトが作られている。

皆が真剣に考えなければならない問題であるのは確かだ。