ヨリミチ

ブログ初心者向け,プルームテック

キーボードの種類(メンブレン・パンタグラフ・メカニカル・静電容量無接点方式)

どうも、ヨリミチです。

メンブレンやパンタグラフといったものは、キーボードのキーの種類の事です。

それぞれ、形状や打鍵感が違います。

とにかく安いものがほしいなら、メンブレン、パンタグラフが候補になります。

打鍵感が良くて、かっこいいゲーミングキーボードがほしいなら、メカニカルキーボードの青軸になります。

仕事や趣味で文字を打つことが多いので、耐久性があり、疲れないキーボードがほしい場合は、メカニカルか静電容量無接点方式になります。

それでは、細かくそれぞれの特徴を上げていきます。

 

メンブレン

 

ロジクール キーボード ワイヤレス 無線 フルサイズ 薄型 テンキー付 耐水 静音設計 USB接続 3年間無償保証ボード Unifying対応レシーバー採用 K270

・安い

・壊れにくい

・カチャカチャした打鍵音だが、それほどうるさくもない

・それなりの厚みがある

・押し始めが重い

・長時間の使用は疲れる

 

2000円前後の厚みのあるキーボードは大体このタイプ。
安いけど丈夫で、叩いても壊れない。大抵の人は不満なく使える。
打鍵感はキーが押されるまでは重めですが、一度キーが動くとそれまでの押下圧でスコーンと底まで突きます。押されていないか、押されたか、0か1かしかないので、少しでもキーが押し込まれると文字が入力されます。単純な構造なので、安価に生産出来て壊れにくい。キーの押し始めが重いので、素早いタイピングには不向き、また疲れやすいです。

ボクはこのロジクールのK270を愛用していました。特に不満もなく、壊れることもなかったのでずっと使い続けていました。安いしコスパは最強だと思います。長年愛用していたので、FとJの山がすり減ってしまい、新しくメカニカルの赤軸のキーボードを買いました。キータッチが軽くて快適なので、もうメンブレンには戻れないと思います。

 

パンタグラフ

 

ロジクール キーボード マルチデバイス Bluetooth K780

 

・薄型のデザインでmacやノーパソに採用されている

・軽量で持ち運びに便利

・ボタンをポチポチと押すような打鍵感

・ストローク(キーを押す深さ)が浅い

・誤打鍵しやすい

・耐久性に問題がある(よくキーが取れてしまう)

・キーが取れたら自力で直すのはほぼ不可能

パンダクラブではない

 

パンタグラフの構造は1㎜程度の小さい金属と、これまた小さいプラスチックの1㎜ぐらいの突起物が引っ掛かっているだけなので、ちょっとの衝撃で突起物が折れて使えなくなります。打鍵感はボクも好きなんですけど、耐久性の面で断念しました。
パソコンに付属するキーボードは、昔はメンブレンばかりだったけど、最近のパソコンは大体このタイプ。

 

メカニカル 

・ずっしりと重たい(メンブレンの約2倍の重量)

・スプリングが入っている

・カタカタカタカタという打鍵音

・耐久性が高い

・キーを外して、違う色に付け替えたり、掃除したりできる

・それぞれのキーが独立しているので、壊れたらそのキーだけを取り換えられる

・自分好みの打鍵感を選ぶことができる

・プロが使っているっぽい、本格的な感じ

・1万円以上のキーボードはこのタイプが多い

・ゲーミングキーボードでカタカタうるさいのは大体これ

 

ゲーミングキーボードに採用されているタイプは、カタカタという打鍵音が大きく、マウスやゲームパッドのボタンを押したような、クリック感が味わえる。昔ながらのタイプライターのような音の響きと感触。

それだけじゃなくて、業務用タイプもあり、クリック感が全くないものもある。
メンブレンやパンタグラフは底打ち(キーを最後まで押す)タイプだけど、メカニカルの場合は、押した時に引っ掛かりが全く無くスムーズにキーが動く。ゲームパッドのトリガー、車のアクセルペダルみたいな感じ。


YouTube動画では底打ちの音やスイッチの音ばかりだが、キーが戻った時の音もそれなりに大きい。爪でひっかくように押したときに聞こえるバネの音など。そこまで検証している動画はあまりないようです。


メカニカルにもいくつか種類があるので、紹介しようと思います。

 

キーの軸(Chelly軸)の違い


青軸 押下圧 60g クリック感あり

ゲーミングキーボードでよく採用されている。
タイプライターのようなカタカタという軽快な音と、カチカチっとしたクリック感が味わえる。
キーの押下圧は重めなので、誤打鍵しにくい。誤って間違ったキーを押しそうになっても押しとどまれる。が、ゲームを長時間ならまだしも、文章入力やプログラミングを長時間するとなると疲れやすい。重いと言ってもメンブレンよりは若干軽め。
最初は物珍しさで選ばれるが、後に茶軸や赤軸に買いなおしている人が多い。
メンブレンばかりを使っていたので、このタイプに憧れるが、音も感触も楽しめるのは最初だけで、それらがデメリットに変わると思い諦めた。

 

茶軸 押下圧 55g クリック感あり

メカニカル入門におすすめ。
青軸よりキーが軽くて、カタカタ音もクリック感も控えめ。
個人的には、音も打鍵感も微妙に中途半端な印象。


赤軸 押下圧 45g クリック感なし

プログラマや文章を書く仕事の人が愛用する。
キータッチは軽めだが、茶軸よりは反発力があるため若干重い印象。キーを押したとき、底に近づくほど反発力が強まる。クリック感は全くない。スコスコっとキーの底まで打てる感じ。打鍵音は底打ちした時にカタカタという音。キーに触れたり、押しただけでは音はほとんどない。撫で打ちというのがあって、底までキーを打たないで途中で止める手法。これで底打ちのカタカタ音は無くなるが、これでも音が出るのはキーが戻った時のカチャッっという音。

 

黒軸 押下圧 60g クリック感なし

ミスが許されないプログラマが愛用する。
一番キーが重い印象。底まで打つとメンブレンよりも重く感じる。キーを押したとき、底に近づくほど反発力が強まる。赤軸では軽すぎて”撫で打ち”が難しい場合、こちらが候補になる。軸の中では一番の不人気。触った時の第一印象が重い!重すぎる!感触もムニッ!と独特なので敬遠されるのかも。

 

静電容量無接点方式

東プレのキーボード。メカニカルよりもさらにスムーズな打鍵感。それでいて静音と耐久性も併せ持つ最強のキーボード。そしてお値段も当然2万円以上します。重さもずっしりしています。文字入力の多いプロの方が会社で愛用しています。

 

どれがいい?

 

ボクが一番気に入ったのは、メカニカルの赤軸です。軽い打鍵感でお値段的には1万円代で、東プレよりは安く買えます。これでもメンブレンよりは遥かに打ちやすいです。打鍵が軽いので本当に長時間文字を打っていても疲れにくいです。音も心地よくて最高。

 

ボクはFILCO Majestouch Convertible2 英語キーボード テンキー付きを有線で使っています。調べるまでFILCOなんてメーカーは知らなかったのですが、プロの方には結構有名なんだそうです。英語キーボードにしたのは、キーの文字がすっきりしているのと、Enterキーが押しやすい、スペースキーが長くて右手親指で押せるからです。英語キーボードだからって日本語が打てないわけじゃないです。日本語キーボードと同様に打てます。記号などの配置や形状が違うだけなんで安心してください。プログラミングがメインの場合は英語キーボードが断然いいですし、日本語の文章が多い場合は日本語キーボードでもいいかもしれませんが、今、この記事を英語キーボードで書いていますが、全く問題ないどころか逆に打ちやすいです。

 

ヨドバシではメカニカルキーボードを多く展示していますので、そちらで実際に触ってみることをおすすめします。メンブレンやパンタグラフとは明らかに打鍵感が違うので、全く受け付けない方もいると思います。

 

新しくキーボードを探している方は、メカニカル・赤軸・英語キーボードを一度試してみてください。